千葉県北西部にある『真間川流域』は、松戸、鎌ヶ谷、船橋、市川各市域の雨水を集め、江戸川と東京湾に注ぐ都市河川流域。昭和54 年度から「総合治水対策」が進められてきました。この一翼を担う市川市より、npoTRネットに「プロジェクトWET」の新アクティビティ「のんびりゆこうよ」の真間川流域版を作成し、総合治水啓発のためのイベント「水に親しむ親子の集い」で実施できないかという連絡をいただきました。河口が二つあり、地形や流入河川の状況など、鶴見川流域とは違いもあるのですが、流域の視野で認識される共通の課題に共感を覚え、協力することになりました。
流域の変遷を認識するためのパズルや、昭和30 年代と平成17 年のそれぞれの模型に同量の雨(水)を降らし、どちらが多く水が出るか、観察する実験を行いました。「流域」に親しむために「真間川流域」に、参加者の自宅の位置を見つけ、シールを貼る「どこから来たの?」、さらに子どもたちが想像力を働かせて、真間川流域の形が何に見えるかを考えるアクティビティを実施。遊水地を初めて知った方や、その機能について子どもと一緒に学ばれた方も多く、有意義なイベントとなりました。