2012 年3 月、慶應義塾大学日吉キャンパス・まむし谷に、雨水を貯留する防災調整池が完成しました。貯留できる水量はおおよそ200 トン。慶應義塾大学が、これまでまむし谷の開発(体育施設の建設など)によって失われた保水機能相当分を確保できるよう、整備したものです。さらに、防災調整池は面積の約9割は駐車場ですが、残りは池のビオトープとして日吉丸の会が整備・管理をさせていただくこととなりました。キャンパスが位置する流域の治水・生物多様性に貢献する大学の取り組みは、大変画期的なものであり、大学の社会的責任としても大きなものです。
日吉丸の会は、水マス推進サポーターの一員として、慶應義塾大学の流域貢献を応援してまいります。防災調整池のビオトープ化は今年度の重点事業の1つとして取り組み、一の谷につづく、鶴見川流域・矢上川支流域における生きもの賑わう水辺の拠点となることを目指します。
慶應義塾大学・日吉丸の会