TRネットの「わくわく水族館」は、お魚やカニ、エビなど鶴見川および支流に生息する生きものを、TRネットのスタッフがさまざまなイベントに出展する「出張水族館」です。身近な自然に暮らす生きものたちと触れ合うこのイベント。毎回たくさんの方々にご好評をいただいております。
3/10・11 野村不動産のプラウド上町のモデルルーム
昨年11 月、早淵川合流地点左岸にある野村不動産のプラウド上町の販売プロモーションとリンクした「鶴見川わくわく水族館」を実施し、大盛況でした。今回は商店街にあるモデルーム内で実施。シラサギが舞う美しい合流点が描かれ、まさにその場にいるような気分満載の設定です。水族館の生きものたちはいつもより臨場感をもって、来場された皆様に鶴見川の魅力を語ってくれました。
早淵川合流地点は駅から近いにも関わらず、リゾートのような水辺が広がり富士山絶景の地。絵のようなパノラマが展開されています。高級イメージのマンション販売のツールに鶴見川の魅力が活用され、それに共感し川辺に住んでくださる鶴見川ファンが増えることを祈っています。
3/11 綱島桃まつり
江戸時代、綱島は生産高の低い水田が多く、そのうえ鶴見川が氾濫すると農作物が全滅してしまう地域でした。明治の末期、水害の起こる前に収穫ができる日月桃の導入で、一躍全国に名をはせる桃の産地となりました。しかし、昭和13年の水害で全滅に近い被害を受けました。追い打ちをかけるように16 年の水害で、桃の栽培事業は大打撃を受けました。戦後、綱島は首都圏のベッドタウンとして町へと変貌し、桃の栽培をする人はほとんどいなくなりました。
そんな歴史を忘れないように、水マス推進サポーターでもある綱島市民の森愛護会の皆様など地域の人々があつまり、桃の里広場で、今年も「第16 回綱島桃まつり」が実施されました。高度成長期、汚染のため人々は川から遠ざかりましたが、現在水再生センターのおかげで水質は改善されました。綱島バリケン島プロジェクトでは、水族館を展示し、ウナギやハゼがくらす生きものが豊かにくらす川だと来場者にアピールいたしました。
4/20 尚花愛児園
尚花愛児園の移動水族館に今年も行ってきました。まだハイハイのこども達から来年小学校に上がるこどもたちが、鶴見川の生きものとふれあいました。ザリガニやカニに触れ合うこども、ウナギやナマズを見て感動するこども。生きものを見たり触れ合った子どもたちの反応は毎年様々ですが今年もみんな良い笑顔で楽しんでいました。小学校にあがったら是非流域デビューしてもらいたいです。
6/2 綱島公園移動動物園&水族館
尚花愛児園後援会の主催により、例年たくさんのご家族でにぎわうこのイベント。本年も大盛況で、一番人気のポニー乗り場には順番待ちの長蛇の列が出来るほど。TR ネットのわくわく水族館もタッチ水槽を中心に大勢の人が訪問されました。子どもたちの小さな目、目、目・・・。生きものの動きを逐一観察しようと、目をこらしていました。
水族館は綱島周辺で見られる生きものを中心に、源流、中流の生きものをプラスで追加、大人気のタッチ水槽にはザリガニとクロベンケイガニが登場し、たくさんの子どもたちが観察していました。苦手と言いながらも、子どもと一緒に触っている保護者の方も多く、少しずつ意識の変化が起こっているような感じを受けました。終了間際にはモクズガニが突然脱皮を開始、その場にいた人たちは大興奮の観察となり、初めて見る脱皮に小さな子たちは理解が出来ず、カニが2 尾になったと思ったようでした。