流域になお自然の拠点群あり

流域に視野を広げればさらに意外な光景が見えてきます。市街地率85%の流域に、自然の拠点がしっかり生き延びています。

横浜市鶴見区の三ツ池、二ツ池・獅子ヶ谷戸周辺、港北区小机や新羽丘陵周辺の緑、港北ニュータウンの都筑中央公園、緑区の四季の森、新治・岩川源流の緑、青葉区の寺家・恩田、川崎市の早野・岡上、こどもの国、七国山周辺、そしてオオタカやキツネも暮らす源流小山田・図師小野路地域と、挙げていけばかなりの数です。
すでに保全された地域、開発予定のある地域など状況はいろいろですが、バクの流域にはまだまだ多様多彩な自然拠点が現存すると確認しておきましょう。

鶴見川源流域では、町田市による源流の森の公有化がすすみ、2004年夏には、最源流40ヘクタール規模が「鶴見川源流保水の森」と命名されて、町田市の委託をうけたNPO法人鶴見川源流ネットワークによる本格的な雑木林、谷戸山再生も進んでいます。

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