雨水が川に集まる大地の広がりを「流域」と呼びます。流域は大地に刻まれた水循環の単位、治水対策の基本単位であり、大地の地図の基本単位でもあります。
面白いことに鶴見川の流域は、その外形が斜め左後ろからみたバクの形に似ています。バクは熱帯アジアや南アメリカの水辺に暮らし、悪夢を食べてくれるという伝説のある動物です。典型的な都市河川・鶴見川は、バクの形の流域をもつ「バクの川」として、市民活動や行政の啓発活動の領域では、鶴見川流域を象徴するのにバクのキャラクターが使われます。 腹部の白いマレーバク(アジア産)の図柄が使われます。